留学レポート 西南大学からボルドー大学へ

日本語ボランティアに来てくださっているTさんから、留学レポートをいただきましたのでご紹介します。

他国へ留学することで、改めて日本の良さを実感しり、視野が広がることで色んな発見がありますね!このコロナで難しい時期にも関わらずボルドーで勉強している皆さんは、すごく努力して留学への切符を手にしてきているんだなと、レポートを読んで感動しました^^*


1)留学を志望した理由やきっかけ、目的を教えてください。

高校生のころから留学に興味があり、西南学院大学に入学した理由も多くの国の大学と協定

校を結んでいて、国際交流が盛んにおこなわれていたからです。

志望した理由は主に二つあります。

一つ目は、将来服飾関係につきたいという、長年持っている将来の夢があるからです。日本

だけでなく、世界で活躍できる人材になりたいと考えており、世界共通語の英語だけでなく

、ファッションの中心地、フランスの母国語を話せる必要があると考え、フランス語留学を

決意しました。

二つ目は、二年前の姉が留学に行ったことです。コロナウイルスの影響で予定とは早めの帰

国とはなりましたが、帰国して二年がたった今でも留学時に出会った友達と連絡を取ってい

ます。一生仲良くできる友達が世界各地にいるということはとても素晴らしいことだと思い

ます。そして、そのような経験は日本にいてはなかなか出来ません。姉の姿を見て、私も留

学を通して、多くの国の人々とつながり、かけがえのない出会いを作りたいと強く思いました。

2)留学するにあたり、どのような目標を立てましたか?

  また、その目標を達成するために実際にどのような努力をしていますか?

留学が決まる前までは、ひたすら派遣留学に必要な検定に合格するために勉強していました

。私自身、英文学科に所属しており、フランス語は一、二年生の時に第二言語として週に一

限の授業を取っていました。二年生の時はコロナウイルスの影響でオンライン授業だったた

め満足できる授業を受けることができず、独学で勉強に励んでいました。なかなか伸びしろ

が出ない期間が続くことがあり辛かったですが、派遣留学の切符を手にした時の喜びは、そ

の分とても大きかったです。しかし、いざ派遣留学が決まり、留学準備講座を受けた際、初

めてネイティブの先生の授業を受け大きな壁にぶつかることもただありました。先生の話し

ている内容が理解できなかったり、フランス語学科の学生が先生とやり取りをしている姿を

見たり、自分が後れを取っているのを感じていました。そんな状況に戸惑い、逃げたくなる

こともありましたが、当時持っていた検定の一つ上のレベルに合格するという自分の目標を

立てて、目標を達成するために自分を鼓舞し続けました。

3)留学先の大学では、何の授業を専攻していますか?(科目、分野、講義名など)

  また、その授業を専攻した理由を教えてください。

私は、大学の語学学校でフランス語の学習をしています。クラスのレベルにより文化や地理

についての授業もあるようですが、私のクラスは文法のみを勉強しています。

授業は少人数で、先生は分かりやすく、楽しく教えてくださいます。主に生徒参加型で行わ

れるので、自分で考えて発言したり、クラスメートと話し合ったりと、自分を表現する機会

が多く難しいですが、充実しているためいつもあっという間に時間が過ぎます。

<留学前について>

4)コロナ禍で留学が実施できない状況だった時、留学に対するモチベーションを

保つために心がけたこと、工夫したことはありましたか?

正直、留学に行けるかわからない時期は、勉強に身が入りませんでした。その中でも、自分

自身が諦めてしまったら、本当に夢が叶わなくなってしまうと感じ、上記でも述べたように

、目の前の目標に向かって勉強に励んでいました。

勉強面以外では、フランスの映画を見たり、本を読んだり、自分がフランスで生活している

ことを想像しながら、モチベーションを上げていました。

5)留学が再開すると聞いた時の率直な気持ちを教えてください

  (例:絶対に行きたい!、コロナ禍だからやっぱり不安? など)

絶対に行きたい!の一択でした。コロナウイルスの影響で何も出来ていなかった大学生活中

で、やっと自分のやりたいことが実現することに喜びと楽しみな気持ちでいっぱいでした。

その中でも、もちろん自分が一人で異国の地でやっていけるのかという不安な気持ちもあり

わしたが、コロナウイルスに対する不安はありませんでした。

<“コロナ禍”での留学について>

6)「コロナ禍だけど、留学して良かった」と思う点は何ですか?

すべての授業を対面で行えている事。

コロナ禍だけど、コロナがなかったころの留学とあまり変わらない留学生活が送れているの

ではないかと思います。なので本当に留学に来れて、貴重な経験ができていることに感謝の

気持ちでいっぱいです。

7)今、一番苦労していること、大変なことは何ですか?

  また、それをどのようにして克服しようとしていますか?

語学の壁を感じていることです。私のクラスは、フランス語がまだあまり話せないレベルで

、クラスメートとの会話は英語で行われます。そこで、皆の英語のレベルの高さに驚きまし

た。それと同時に自分の英語力のなさを痛感しました。私はフランス語を習いに来たのに、

と逃げてしまうこともありましたが、フランス語と英語、どちらも学べる環境にいること。

このチャンスを逃してはいけないと思い、向き合うようになりました。フランス語に関して

は、大学の日本語学科にボランティアとして参加することで、フランス人との交流を自分か

ら積極的に行っています。

8)留学前(コロナ前)にイメージしていた「世界、国際社会」と、実際に飛び込んでみた

コロナ禍の「世界・国際社会」では違いはありますか?

フランスではワクチンを打っていれば、基本的に行動を制限されることはありません。電車

や学校、お店などの室内ではマスクの着用が義務つけられていますが、屋外では外していい

ようになっています。学校でも、授業終わりに自分が使った机のアルコール拭きを必ずする

ようになっています。メリハリがありとてもいいなと感じました。日本ではワクチンを打っ

てもワクチンを未接種の人と同じ行動をしなければならなかったり、四六時中マスクを着用

するようになっていたり、少し堅苦しかったなと感じました。また、そのような堅苦しさが

ゆえにマスクを着用しない人が出てきたり、そのような人たちが非国民扱いを受けているの

だと思いました。フランスではこのようにメリハリをつけることで、すべての人がその決ま

りを守っています。反対に、日本人よりも危機感は薄いなと感じることはありますが、日本

もメリハリをつけるといいのではないかなと感じました。

9)留学する前と後で、「『日本、日本人』に対するイメージや考えが変わった」という点

ありますか?

まず一番に思ったのは、日本は本当に清潔な国だということです。フランスは道端で多くの

ポイ捨てがみられます。道にゴミがないことは当たり前ではないということに気づかされま

した。また、フランスの人々は、道ですれ違って目が合うと、知らない人でも挨拶をします

。スーパーやレストランでお会計を済ませた後は誰もが、「ありがとう、良い一日を」とい

う声をかけます。私はこの文化が本当に好きです。その点日本人は少し用心深いのかなと思

いました。

10)留学を通して、どんな自分に成長したいと考えていますか?

広い視野を手に入れて、自信を持った自分に成長したいです。挑戦できることには、なんに

でも挑戦していき、たくさんの経験を積みレベルアップした自分になり、胸を張って日本に

帰りたいです。

11)今後、留学中に挑戦したいことを教えてください。

アルバイトです。日本でカフェで働いていたので、こっちでもカフェでアルバイトをしたい

と考えています。まだアルバイトができる目での語学力がないので、いち早く上達するよう

、日々勉強に励んでいます。

旅行もたくさんしたいです。ヨーロッパはEU内であれば簡単に国境をまたいでの旅行がで

きるので、この貴重な留学期間にたくさんの場所に行き、自分の目でみて、自分の肌で感じ

て、視野を広げたいです。


私の授業もTさんのおかげで、皆モチベーション上がっています!いつもありがとうございます!

★ボルドー留学中に病気やお怪我でお困りの際は、病院付き添いサービスをぜひご利用下さい。日本の保険でカバーされます。

ボルドー留学サポート

ボルドーに留学また駐在の方に、病院付き添いやアパート仲介など生活サポート。 またボルドー大学で日本語を学んでいるフランス人学生と交流の場を設けています。 皆様に素敵な出会いがありますように!