留学体験談

★Mさん投稿 日本女子大学から交換留学 DEFLE  2018-2019年度★

DEFLEにはcours du jourとcours du soirがあります。名前の通り、日中通うコースと夜に通うコースです。

色々な国籍の幅広い年齢層の人たちが様々な理由でフランス語を学んでいます。

私は交換留学生としてDEFLEのcours du jourに通っているので、今回はこちらの話がメインになりますが、ボルドー大学の学部へ交換留学に来ている学生の中には自費でcours du soirにも通っている人もいました。


まず、クラスはDUEF1〜6のレベル別に振り分けられます。DUEF1,2についてはさらにNiveau1とNiveau2に分かれます。

DEFLEに登録して最初の学期は、学期開始前にテスト(読解、聴解、作文)を受けてクラスが決まり、それ以降は前学期の成績によって進級の可否が決まります。成績がとても良かった場合は飛び級することもあるようです。


私は、9月のクラス分けテストの結果、DUEF1Niveau2だったのですが、レベルが合わなかったため先生に相談をしてDUEF2Niveau1に変更してもらいました。この相談をするときにDELFやTCF等、フランス語能力の証明があれば持っていない場合に比べ、交渉が少ししやすいです。念のため、渡仏前に何らかの資格を取得することをおすすめします。


次に、授業についてですが、どのレベルでも読解、聴解、会話、作文の4技能は必ずあるようです。

DUEF2では、Niveau1も2もこれら4技能に加え、文法とフランス文化、地理の授業がありました。DUEF1には文法の授業がなく、DUEF1とDUEF3には音声学の授業がある等、レベルによって学ぶ内容が少し異なります。また、DUEF3以降は、選択授業を2つ選べるようです。同じレベルの同じ授業でも、先生によってプリントを使ったりテキストを使ったり教え方は様々でした。

そして、成績の評価方法は各授業2回のcontrôle continue(授業内試験)とexamen final(最終試験)によります。試験結果を平均して20点満点中10点以上取れていれば合格です。基本的には筆記試験ですが、フランス文化の授業では発表があったり、地理の授業ではグループでクイズを用いたゲームを作る等、面白い試験方法もありました。


DEFLEでの授業は週16時間とそれほど多くないので、前期は週4日、後期は週3日の通学でした。空いている時間は、DEFLEの学生も登録できる学部のスポーツの授業を履修したり、日本語学科の授業ボランティアに参加する等、現地学生と交流することもできます。

フランスはバカンスが多く、ヨーロッパ各地を旅行しましたが、その中でもボルドーは特に住みやすい街だと思います。

●ボルドー大学の寮について  Mさん投稿 DEFLE 2018-2019年

私は到着後すぐvillage3に入寮したのですが、元々希望していた寮は別の建物でした。こちらに来てから聞いた噂では、日本人留学生はvillage3かvillage5しか割り当てられないようです…。確実な情報ではないですが、寮を申請するときは気をつけてください!


入寮前から部屋の広さが9m2と分かっていたものの、いざ住んでみるとやはり狭さを実感しました。私は日本からスーツケース2つ+ボストンバッグに荷物をパンパンに詰めて来たので、部屋に全てを収納することはできなかったです(笑)

寮に入る予定の人は、持っていくものをしっかり取捨選択することをおすすめします。


また、これは私の部屋に限った話なのですが、入寮初日で清掃されているはずの部屋になぜか大量の小虫の死骸が散らばっていました。机の上やベッドの上、棚の中など至る所に落ちていて入寮早々大掃除です…。しかも、その後しばらくは部屋に戻る度、新たな小虫の死骸が落ちていて恐怖でした。

他にも、部屋にコンロはあってもシンクがないので、洗い物を洗面台でしなければならないことや、机の目の前に窓があり手前に引いて開けるタイプなので、窓を開けると机が使えなくなること、学生証ができるまで他の寮にある1番近いコインランドリーが使えない、スーパーが徒歩圏にない、隣との壁が薄い等、不便な点を多く感じました。

このような流れで引越しを考えるようになり、同時に引越しを考えていた友人がボルドー留学サポートに連絡を取り、最終的に現在のアパートを紹介してもらいました。

今住んでいるアパート(留学サポート提携)は、寮と比べて大学からは少し離れてしまいましたが、寮で感じていた不便さがなくなった上、家具や電子レンジ、バスタブが付いて生活の質が大幅にアップしました!また、アパート内にコインランドリーもあるので、重い洗濯物を持って遠くまで行かなくて済みます。

周辺の環境は、パン屋さんやお肉屋さん、八百屋さん、スーパーが全て徒歩10分以内にあるのですごく便利です。

写真は上 Village3(9㎡)、下 Village 5(12㎡)


★Risa 九州大学から交換留学 2019年9-12月 Sciences Po Bordeaux

シアンスポボルドー(ボルドー政治学院)で1セメスターの留学をしました。

秋学期だと授業が年内には終わるので、実質3か月半と短いです。

多くの日本人学生と同じくVillage 3に住みましたが、せっかくなので私からはシアンスポについて紹介しようと思います。

≪シアンスポ概要≫

シアンスポには学部1-3年生・修士4年生-の正規学生に加え、100人以上の留学生がいます。

留学生向けには英語とフランス語2つのコースがあり、私は英語コースEnglish trackに所属していました。ここでは基本的に講義は英語で開講され、他にフランス語の授業(レベルに応じて週1-2回)、希望者はFrench track向けのフランス語開講講義も取ることができます。

キャンパスは綺麗なのですが小さく、soirée(パーティー)等も少なくて、シアンスポ内だけでは「海外の学生生活!」という雰囲気はあまり味わえないかと思います。そんな中でも驚いたのは、サークルが休み時間に食べ物を販売している事!活動費を稼ぐためだそうで、別に料理部とかじゃなくても皆色々売っています。学内の売店はサンドイッチやサラダ中心で日本の学食ほど充実していないので、私はよくサークルの料理を買い学内のレンジで温めて食べていました(笑)。

≪Erasmixと留学生生活≫

シアンスポではErasmixという学生団体がバディ制度を運営していて、全員ではないのですがラッキーであればシアンスポ正規生のバディがついてくれます。私のバディは日本への留学経験者で、手続を手伝ってもらったり、日本食やラクレットパーティーをしたりしました。他にもErasmixが遠足やイベントを企画してくれるので、これらを通してボルドー周辺の観光をしつつ、留学生同士の仲を深めることができます。

≪講義について≫

シアンスポの講義は、グループディスカッションや町での散策をするものもあるようですが、日本と似て大部屋で先生の話を聞く形式が多かったです。留学らしくプレゼンやディスカッション能力を鍛えたい!という人にはあまり向いていないかもしれません。ですが色々なテーマの講義があり、私は専攻以外の分野へも関心を広げることができたので良かったと思っています。

フランス語の授業では、説明も全てフランス語で行われ、文法の確認をしつつフランス文化や社会について学びます。私はA2クラスで週2回、全員が発言をする賑やかな雰囲気のなか学ぶことができました。

成績評価は試験の科目とレポートの科目とあり、どちらも一通り復習すれば単位を取るのは難しくないはずです。

シアンスポの最大の魅力は、ボルドーの地に身を置いてフランス語も伸ばしつつ、英語で様々な分野を学べる事だと思います。また、ハイレベルな試験を通過しシアンスポで勉強している正規生との交流も刺激を与えてくれます。大学にシアンスポボルドーへの留学プログラムがある方は、ぜひ前向きに考えてみてください!

★Okakoさん投稿 鹿児島大学から交換留学 DEFLE 2017-2018年度★

★Asukaさん投稿 大学の交換留学制度 DEFLE  2016-2017年度★

《クラスについて》 

秋セメスターと春セメスターの初めに、クラス分けテストがあります。前期から在籍している人は、後期のクラスは前期の成績から決まりますよ。

クラスのレベルは5つあります。それぞれの内容はこんな感じです。

DUEF1 (目標とするDELFなどのレベル:A1)

DUEF2 (A2)

DUEF3 (B1)

DUEFF4 (B2)

DUEFF5 (C1)

(DUEFF6 後期のみ、C2)

 クラス分けテストは、リーディング、リスニング、仏作文の3つです。内容はDELFの試験の内容に似ていますが、全レベルを対象としているので、リスニングは難しめでした(~_~;)

B1レベルでも、DUEFE5に振り分けられたりするので、目標レベルはそんなに参考にならないかもしれません!


《授業の内容について》 

リーディング、リスニング、仏作文、オーラル、コミュニケーション、発音などの授業が行われます。オーラル表現やコミュニケーションの授業では、パワポを使ってプレゼンテーションや、発表をしたりします。1クラスは大体30人ぐらいで、少人数授業だと15人になったりします。

DUEFF3~5では、それらの授業にプラスして「オプション」の授業を2つ選択できます。フランスの観光(ワイン)や、19世紀の芸術、メディア、文学の授業など。フランス文化について興味のある内容を学べます♪


《成績評価について》

成績評価方法は授業によって異なりますが、出席、小テスト、最終テストの授業が多いです。小テスト(contrôle continue)は、10月や11月などセメスターの中盤に小テストの週があり、複数の授業で小テストが行われます。一週間に発表や小テストが何個もある時は、大変です(+_+)

 最終テストは、最終の授業が終わってから、テスト期間に行われます。リーディング、リスニング、仏作文、フランス社会の授業など。これが終わったらバカンスです!

 1月末ごろに、前期セメスターの成績発表があります。合格したら、卒業資格(ディプロム)がもらえます。この成績判断の基準は、私のクラスでは、それぞれの授業が「書くこと」、「オーラル」、「フランス文化」の3つのモジュールに分類されていました。3つのモジュールごとの点数の平均が20点中10点を越えていたら合格らしいです。


《イベントについて》 

時々、DEFLE主催の遠足みたいな参加自由のイベントが開催されます。

2016年は、9月に海水浴で有名な観光地アルカッションに行ったり、11月に白ワインの名産地サンテミリオンに行ったりなど。15ユーロほどの参加費でアルカッションまで行って生牡蠣を食べたり、サンテミリオンでワインの試飲をしたりできるので、とても楽しいです。DEFLEの先生の付き添いなので安心です。人気のためすぐに定員に達するので、DEFLEで参加募集がされたらお早めに!


《DEFLEで大変だったこと、良かったこと》

DEFLEは色んな国籍や年代のクラスメイトがいます。フランスで働くために勉強していたり、こっちでの生活が長くてすごく話せる人もいて初めは授業についていくのが大変でした。けどお互い分からない所を助け合って友達になったり、国によって訛りやノリが違う人と一緒に授業が受けられるのは面白いです。 あと、コミュニケーションの授業やプレゼンテーションはすごくためになりました。

フランスの大学で現地の学生に混じった正課の授業だと、プレゼンやコミュニケーションをするのは初めだとなかなか難しいかもしれませんが、DEFLEだとオーラルの練習をする機会がたくさんあります。他のクラスメイトの発表も聴けるし、先生からフィードバックももらえるので勉強になりました!


★Ozakaさん 新潟大学からDEFLEに交換留学、滞在期間:2015年9月~ 2016年6月★

去年の9月からボルドー第3大学の語学学校DEFLEに留学中のozakaです(^.^)

DEFLEでの留学についてお話ししたいと思います。

〈DEFLEでの勉強〉

DEFLEはボルドー第3大学の語学学校で、フランス人が勉強する校舎の隣に個別の校舎があります。私は1年間の交換留学のため、DEFLEへは学費を払っておらず留学中も日本の大学へのみ学費を払っています。DEFLEには私のように交換留学できている学生は少なく、フランスの大学へ入るために必要な資格(DEFL B2やDALF C1など)をとるために勉強している人や、フランスで働くため、旦那さんや奥さんがフランス人でこちらで生活していくために通っている人など様々です。自分とは違った境遇の人と知り合えるのはおもしろいですし、芸術家になりたい、デザイナーになりたい、ジャーナリストになりたい、など夢に向かって目標を持って単身フランスで勉強している人たちと一緒に勉強できるのはとてもいい刺激になっています。


〈クラス分けテスト〉

DEFLEでは授業開始の一週間ほど前にクラス分けのテストがあります。これは入学時にのみ受け、2期目以降は前期の最終試験でクラスが決まります。テストは長文読解、聞き取り、先生と一対一で会話をするオーラルのテストの3つです。いろんなレベルの人たちを1つのテストでクラス分けするため、テストは結構難しいです。上のレベルの人向けに作られてるんだと割り切って、今の自分の力を発揮できるようにとにかく書いてみて食らいついてみることが大事かもしれないです!オーラルは先生も優しくおしゃべりをする感じで、聞き取れなくても聞き返せばゆっくり話してくれました(^O^)

クラスはDUEF1から5まであり、後期(2月からのセメスター)になるとDUEF6のクラスもできます。クラスのレベルとしてはDUEF1がA1相当、DUEF2がA2相当…となっておりDUEF6が1番上のクラスです。また、DUEF1,2 はさらに2つに分けられ、DUEF1の中でもniveau1, niveau2があります。テストでクラス分けされた後も先生との相談次第でレベルを上げたり下げたりすることもできます。


〈授業について〉

テストの結果、私は前期はDUEF2のniveau1でした。DUEF1,2は基礎を固めることが中心で、DUEF3以上になると自由選択の授業などが始まります。授業は基本的に読解、作文、文法、話す、聞くの5つです。DUEF2について話すと、授業時間は週に16時間で上記の授業のほかに文化の授業がありフランスの地域などについて勉強しています。

私のクラスはDUEF2なので文法などの基礎部分はとても丁寧におしえてくれます。文法は日本の大学で一通り勉強してきたのですが実際に話すとなると自信がないところが最初は多かったです。でもDEFLEの授業で復習し、会話の中で使っていくことで、ただ覚える勉強ではなくきちんと使いこなせるように実践練習することができ勉強したことを身につけていけているように感じます。授業中もクラスメイトと話し合ったりみんなの前で話す機会がたくさんあります。緊張もしますが実践の場が多く力になります(^.^)


〈クラスメイト〉

1クラスはだいたい20人ほどで国籍も様々です。私のクラスは中国人、日本人が多く、他にはロシア、ウクライナ、コロンビア、ペルー、シリア、トルコ、アゼルバイジャンなど留学していなかったらおそらく出会うことはなかったであろう人たちと一緒に勉強しています。最初にも書いたようにみんないろんな理由でDEFLEに勉強しにきています。そういった人たちと話してその人のことや国のことを知れるのはいろんな人が集まる語学学校の良いところだと思います(^.^)

また基本的に日本と違ってみんな授業中にばんばん発言します。疑問に思ったことをすぐ聞きます。文法がめちゃくちゃでもとにかく話します。日本とのギャップに驚きますが物怖じせずに進んでいく精神には良い刺激を受けられます。


〈住居について〉

DEFLEに通っている日本人学生の多くは近くの寮に住んでいます。私はDEFLEの校舎のすぐ近く、歩いて3分くらいのところにあるvillage3に住んでいます。village3は改築されたので綺麗です(^.^)ひとつの階に30部屋ほどあり各階に共同キッチンがあります。共同キッチンはすぐ汚くなりますが毎週お掃除のおばさんが来てくれるので耐えられないほどではないです。たまにコンロが壊れることがありますが次の日には直してもらえます。部屋は狭いですが1人で住むのには十分な広さです。洗面台と小さな冷蔵庫があり、シャワーとトイレも各部屋にあります。家賃は1ヶ月243€ですがCAF(政府が学生の家賃の何割か負担してくれる)に登録すると1ヶ月150€ほど(なぜだかCAFは月によって負担してくれる額が違ったりしますが概ねこのくらい)です。寮に住んでるのはフランス人よりもエラスムスで留学してきている学生が多いようです。

もう1つ大学から近いのがvillage5です。こちらは各階に5人だけで、各階でキッチンと冷蔵庫が共同です。家賃はvillage3と同じですが部屋はvillage3より少し広いような気がします!ただvillage5はお掃除のおばさんが来てくれたり来てくれなかったり(階によって違うらしいです、さすがフランス)、家賃の支払いや電球が切れた時などの相談の受付がトラムで一駅隣のところにあるため少し不便だそうです。(village3は受付が寮の隣にあります)

またどの寮もwifiが使えます。パソコンのケーブルも挿せます。ヒーターが付いていますが冷房はありません。また網戸もないので蚊などの虫対策グッズを用意することをお勧めします!ちなみに私はゴキブリに遭遇したことはありませんが遭遇した人もいるようです…


〈フランス人との交流〉

初めに書いた通り、DEFLEの校舎は個別であるためフランス人は来ません。私はボルドー第3大学の日本語学科の授業にお手伝いに行くことでフランス人の友達ができました。授業に通うことで顔や名前を覚えてもらえるのは嬉しかったです(^O^)みんな日本語を勉強してるだけあって日本や日本人への関心が強く共通の話題も多いので会話がしやすいです。またその友人を通じて日本をよく知らない人とも友達になることができ交流の場が広がりました。またボルドー第3大学には大八島という日本サークルがあります。日本サークルといっても主にアニメ、ゲーム好きが中心で定期的にイベントを開いています。アニメ、ゲームが好きな人には良い交流の場だと思います(^.^)

DEFLEでの留学生活の様子が伝わったでしょうか?みなさんの留学の役に立てたら幸いです(^-^)

DEFLEのHPには年間カレンダーやイベントのお知らせが載っています。またFBもあり写真が見れるようなのでぜひご覧ください!


★留学体験談②は、こちらから。


★harukaさんによる留学日記から留学に役立つ情報のリンク