vol.27 フランス手話


こんにちは、harukaです。


みなさんは手話に興味を持ったことはありますか?

自分が生活していく上で、全く必要もなかったので、

私はそこまでありませんでした。

フランスに来て一か月半が経ったころ、

フランス人の友達のパーティに誘われて行ったときのこと。

私だけがその中で初めましての状態だったので、

初めまして!と挨拶をしていたら、ひとりの男性がスマホを見せてきました。


【こんにちは。私は耳が聞こえません。話すこともできません。】


正直に言うと、戸惑いました。

なんて返事をしていいか、

コミュニケーションをとっていいのか、わからなかったんです。

他のフランス人の子達は慣れたように

スマホを使って文通をしていたので、

私もそれにならって挨拶しました。


でも、私の友達のフランス人の女の子は、

その彼と手話で会話をしたんです。

友達の彼氏も手話でスムーズに会話していました。

「何を飲む?」「え、本当にこれ?」みたいに

普通に言葉を発して話しているように、

途切れることなくスムーズに。


よくよく見ていると、

他のフランス人も何人かはスムーズとまでは行かなくても、

簡単な挨拶くらいは手話を使っていました。


衝撃でした。

唖然としてしまいました。


年もほぼ変わらないのに、

マルチリンガルな上に、

手話までできるなんて。


友達になぜできるのかと聞いたら、

「その彼と友達になって教えてもらった」、と。


耳の聞こえない男性は、私にこう伝えました。

【手話は、自分たちにとって大切なコミュニケーションのツールだ。】

【だから、興味をもってもらうことは嬉しいけど、

決して軽くみられてはいけないし、適当に扱われていいものではない。】

心に、ずーんと響いた感じがしました。

初めて実際に耳が聞こえない方と会話をし、

友達が手話を使ってコミュニケーションをとっているのを目の当たりにして、

興味が沸いたというよりも、私も学んでみたい、と心から思いましたね。


その後、その男性と会う機会はありませんでしたが、

友達には【アルファベット】と、

【簡単な自己紹介の仕方】の手話を教えてもらって練習しています。

日本とフランスで手話は異なりますが、

ひとつの言語として今後も徐々に学んでいければな、と思います。


H

A

R

U

K

A

以上、harukaでした。À bientôt!!!


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