先輩のボルドー留学レポート ★2
S.Kさん 留学期間 2024.9 - 2025.6 Sciences Po
留学体験報告書 交換留学
今回の留学にかかった費用
およそ195万円
留学の目的とその達成度合
当初目的としていた、「国際協力への理解の深化」、「異文化間交流の積極的な実施
」、「問題解決力の向上」は、いずれもこの留学を通して大いに達成できたと感じる
。特に異文化交流に関しては、サークル活動やボランティア活動などの課外活動を通
して、現地学生や他の留学生と積極的に関わることができ、よき文化発信・受容をす
ることができた。
留学を通して得たもの(スキル、経験)(留学を通して自分自身が特に成長したと思
える点、獲得した能力・スキル、留学したからこそ得られた経験など。)
留学を通して何よりも言語能力の向上を実感した。普段の授業や友人との交流などを
通して、徐々にフランス語に慣れていき、留学前に比べて特にリスニング能力とスピ
ーキング能力が向上した。
他にも、トラブルへの対応力も向上した。留学を通して、様々なトラブルに直面した
が、冷静に分析して必要な情報を自ら収集し、柔軟に対応する力が身についた。また
、必要に応じて適切な相手に助けを求める判断力も養われた。
授業内容に対する感想(印象に残ったこと、特に興味深かった・面白かった授業、授
業の形式など。)
授業は一コマ90分12回(授業によっては異なる場合もある)。授業は活発な雰囲気で
、学生が積極的に質問をしている印象を受けた。政治学院なだけあり、政治や経済、
法の授業が多く、国際関係、特にアフリカに関する授業が豊富にあった。難易度が高
く、授業の進度に追いつくことがやや困難であったが、内容は充実していた。
大学の施設、設備、サービスについて(学生サービス、図書館、スポーツジム、ICT設
備(PC、映像ラボ、マルチメディア施設等)、学食、購買部、クリニックなどに関し
て、どのようなものがあったか、利用した感想など。)
大学の付属図書館はやや狭めではあるが、自習可能スペースはキャンパス内にいくつ
かある。
学食は大学付近に複数あり、キャンパス内には自販機や購買、サークルの屋台が存在
。
現地学生や他国からの留学生との交流について
アジア文化交流サークルに所属。現地学生や他国からの留学生と言語交流(フランス
語、中国語、韓国語、日本語など)や文化交流(料理教室など)を行い、その際に日
本語や日本文化を紹介。他にも、日本語ボランティアに週一回参加。先生の補助をす
る形で授業を進め、グループワークなどを通して現地学生に日本語を教えた。
現地でのインターンやボランティア活動等について
他大学の日本語ボランティアに参加。(エンサーブ・マトメカ、ボルドー・モンテー
ニュ大学)
お金の持っていきかた
異なる種類のクレジットカードを2枚とデビットカードを1枚、ある程度の現金を持
参。基本的にはクレジットカードを使用。
住居形態
学生寮(キャンパス外)
住居の手配方法
留学前に派遣先の大学が指定する学生寮(CROUS)に入寮申請。
家賃(月額)
260ユーロ
家賃の支払い方法
現地でクレジットカード払い
住居に関するコメント・感想
CROUSのVillage 5に居住。入居時はやや狭い印象を受けたが、一人で暮らす分には十
分な広さであった。生活するうえで大きな不便はなかったが、夏場は窓に網戸などが
ないため虫が入りやすく、冬場はヒーターの効きが弱いという問題があった。また、
共有キッチンの清掃チェックが厳しめで、警告を何度か受けると連帯責任による罰金
の恐れもあるので、隣に住む人たちと清掃に関するコミュニケーションは重要である
印象を受けた。
ポストが小さいため、やや大きめの郵便物や宅配物は別の場所を指定するか、対面で
の受け取る必要があるので注意が必要。
大学までの交通機関及び所要時間
徒歩7分
食事について(朝食、昼食、夕食の調達方法、レストランの有無、感想など)
基本的にはスーパーで食材を調達し自炊。近くに学食もあり、学生は3ユーロほどで
食事が可能だが、味がイマイチ。キャンパス内には自販機や購買、サークルの屋台な
どもある。
現地の治安状況
スリなどは少なく、治安は良い。一部中心街のほうでは夜間に治安が悪くなるところ
もあるが、日中は基本的には安全である。
放課後や休日の過ごし方、お勧めスポットなど
放課後や休日は主に授業の復習やサークル活動、友人との交流に時間を充てて過ごし
た。個人的には大鐘楼(La Grosse Cloche)につながるサン=ジェイムス通り(Rue
Saint-James)は雰囲気がよく、カフェや古着屋などのお店もありおすすめ。
その他
携帯電話番号を変更するとSMSが受信できなくなり、SMS認証が必要な場面で困るの
で、必要であれば渡航前に設定の変更や、カード会社への連絡等をしておくとよい。
今後留学する学生へのアドバイスなど
慣れない環境に身を置くことには不安もあるかもしれませんが、気後れせず、前向き
な姿勢で臨むことが大切です。自分自身の身の回りのことにしっかりと責任を持ち、
時にはさまざまな人の助けを借りながら、新しい環境に少しずつ適応していくことが
、留学生活をより充実させることにつながると思います。また、留学は勉強だけでな
く、異文化交流や新しいことへの挑戦の機会でもあるので、これを機に自分自身を見
つめなおし、日々の気づきや発見に敏感になって、さまざまな出会いや学びを楽しん
でください。
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