コロナウイルス続報2

色々追われていて情報提供が遅れてしまいましたが、今日の午後から外出時には証明書を持っていないと罰金になりましたので、必要最低限の行動以外は外出しないようにしてください。

皆さん、昨日のマクロン大統領のスピーチは聞いていましたか?"Nous sommes en guerre"という言葉が耳に残りましたね。

スーパーも争奪戦で品薄状態だし、外出できないのは正直辛いです。なにせ、いつまで続くのか分からないというのが一番の不安...。でもここは乗り切るしかないので、現状をよりよくするために頑張るしかないですね。

私は大学の授業をyoutube動画で始めたり、オンラインで学生とコミュニケーションをとったりと、なんせ機械オンチなので大変です^^; 

でも色々学べるいい機会だと思って頑張ります!


以下、まだ読んでない方はご一読ください。

①移動制限について

●本日(17日)正午から実施される外出制限に係る証明書については,フランス内務省サイトからダウンロード可能です。

1.本日(17日)正午から実施される外出制限に係る許可証については,フランス内務省サイト(以下リンク先)からダウンロード可能です。サイトの下部にあるPDFファイルをダウンロードの上,ご使用ください。

https://mobile.interieur.gouv.fr/fr/Actualites/L-actu-du-Ministere/Attestation-de-deplacement-derogatoire

 なお,移動制限中における外出理由は以下の理由に限られています。

(1)deplacements entre le domicile et le lieu d’exercice de l’activite professionnelle, lorsqu’ils sont indispensables a l’exercice d’activites ne pouvant etre organisees sous forme de teletravail (sur justificatif permanent) ou deplacements professionnels ne pouvant etre differes ;

 テレワークができない必要不可欠な仕事又は延期できない仕事のための自宅と職場間の移動。

(2)deplacements pour effectuer des achats de premiere necessite dans des etablissements autorises (liste sur gouvernement.fr) ;

 必要不可欠な買い物をするための外出。

 フランス政府が営業を認めている施設のリストは以下をご参照ください。

https://www.legifrance.gouv.fr/affichTexte.do;jsessionid=1E4C502D7682E99639FA96CF3F1F7965.tplgfr36s_2?cidTexte=JORFTEXT000041722917&idSectionTA=LEGISCTA000041726032&dateTexte=20200317&categorieLien=id#LEGISCTA000041726032

(3)deplacements pour motif de sante ;

 健康目的の移動。

(4)deplacements pour motif familial imperieux, pour l’assistance aux personnes vulnerables ou la garde d’enfants ;

 親族のためにやむを得ないもの,脆弱な人々への支援,子どもの監護のための移動

(5)deplacements brefs, a proximite du domicile, lies a l’activite physique individuelle des personnes, a l’exclusion de toute pratique sportive collective, et aux besoins des animaux de compagnie.

 集団的スポーツを除く個人的な運動や,ペットのために必要な,自宅近くにおける短時間の移動 。

2 上記の理由に該当しない場合は,別途,個人にて宣誓書(Attestation sur l'honneur)を作成する必要があります。見本は以下をご参照ください。

https://www.service-public.fr/simulateur/calcul/AttestationHonneur


②薬について

コロナ問題COVID-19で,週末のフランスの閣僚の発言に

『 ヴェラン連帯保健大臣の談話;イブプロフェンやコルチゾンといった抗炎症薬(anti-inflammatoires)は,感染の悪化の要素になりうる。熱がある場合,パラセタモール(鎮痛解熱薬)を摂取していただきたい。既に抗炎症薬を摂取している場合,また,疑念がある場合は,担当の医者に助言を求めてほしい。』というモノがございました。


『感染悪化』に関しては,ステロイド(商品名・一般名コルチゾンなど)は,日本でも有名ですが,これは,免疫機能を落とす作用があります。(ただし,医学的には,毒も使いようで,適応となる疾患や,病期はございます。)


イブプロフェン(商品名イブ)や,ロキソプロフェン(商品名ロキソニン)などの非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSIDSと略します)は,頭痛薬や解熱剤として一般的ですが,インフルエンザの時にも,使わないことになっておりますので,用心されていた方もおられるかもしれません。これは,この薬とウイルスの作用で,別の重篤な症状を起こすことがあること,また,この系統の薬が免疫に良くないと考えている医師も存在します。


その心配の少ない薬が,『パラセタモール』ということになります。

さて,パラセタモールについて。

一般名(薬の箱の裏や,ラベルに小さく書いてある主成分の名前)は,パラセタモール = アセトアミノフェン

商品名,欧州では,ドリプラン(Doliprane)=ダファルガン(Dafalgan)= == 処方箋なしで安価に購入できるものが多いです。

    日本では,カロナール=コカール===


どれも同じもので,ネット検索すると,もっともっと商品名が出てきます。一般名(二つしかありません)で見分けると確実ですね。

ちなみに,パラセタモールは,小児にも使用できますが,用法を誤って,超多量に使用すると,きつい副作用がありますので,

箱書きや医師の指示に従って使用してください。


私見ですが,症状のきついの時(息苦しくて,高熱で,どうやら肺炎になっているらしい状態)には,上記のNSAIDSは使用を控え,病院受診を考えましょう。


風邪の早期や,軽症の時期には,まずは,パラセタモールからスタートするのが良いですが,NSAIDSの使用も絶対の禁止ではありませんので,たとえば,昨日頭痛があって,NSAIDSを使用したが,コロナ罹患のリスクなのか?といえば,そこまでの心配には及びません。

蛇足ですが,

日本から風邪薬として,葛根湯や麻黄湯を持ちになっている方は,今回,それを使用するのもありです。

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